2024/01/29

Newアンテナ

例の夢の基板 (PM84il のヒト: H/V/LHCP/RHCP切り替え器を作っている件 その3) を活用すべく、Newアンテナを作りました。

目標

  • 夢の基板を使う
  • 15 dBiは欲しい
  • ブーム長は3 m (4 WL)
  • 中心周波数はサテライト用、435 MHz
  • EME (432 MHz)にも使用したい
  • 地上通信にも使用したい
  • 軽量
  • ダレない

できたのが、このアンテナ。かっこいい。

二日かけていろいろパラメーターをいじくり、できたのがこれ。

これも結構悩んだ、エレメント配置。
二つのアンテナを1/4波長間隔(172 mm)でXに配置するので、
部品が干渉しないように調整してはシミュレーションの繰り返しでした。
1900 mmあたりには、ブームのジョイントを配置しています。

部品がそろったところ。
緑の部品は3Dプリンターを使って二晩で作りました。
ブームは15 mmの角パイプ。

エレメントを切って穴あけしたところ。
今回は0.5 mm厚の軽い素材を使用。
プロ トキワ ってお店で1 mぐらいの長さで140円でした。10 m購入。
給電部だけ、ネジ止めの都合、1 mm厚です。

ブラケットに付けたところ。

給電部です。

裏側。バランなしなので同軸にチョークを入れます。
このあと、2液性のエポキシ(EP001N)を流しました。
弾性タイプなので、熱膨張の係数が違うもの同士を接着してもはがれにくいです。

ブームのつなぎ目。

エレメントの重さを計量中。
片側227 gです。

組み立て終わったところ。

このあと、テストベンチ(一番上の写真)に載せて計測しました。
地面から2 mぐらいの高さです。

Antenna A
430 MHz VSWR 1.19
435 MHz VSWR 1.11
440 MHz VSWR 1.24

Antenna B
430 MHz VSWR 1.13
435 MHz VSWR 1.08
440 MHz VSWR 1.30

無調整で、なかなか素晴らしい結果です。
しかも総重量は1134 gと、軽量に仕上がりました。
これを夢の基板に接続すると、右/左旋のアンテナになり、H/V偏波の場合はスタックとして動作するので18.7 dBiになります。

今後は同軸を購入して、クランプのスペーサーを3Dプリンターで製作したらタワーに取り付けます。

2024/01/06

試し打ち 鳥羽市、志摩市移動

2~3か月前に作ったアンテナを使いに鳥羽市と志摩市に行きました。


PM84il のヒト: 手持ちSatアンテナ頒布

重量440グラムのアンテナで、手持ち部分の同軸ケーブルやコアの分を含めても600グラムぐらいだと思います。鳥羽市ではRS-44、志摩市ではJO-97で運用してみました。偏波面を変えて運用するのがとても面白く、思ってたよりは重さによる疲労を感じませんでした。

VSWRはどちらのバンドでも1.2ぐらいで非常に調子よく動作しました。

145 MHzから435 MHzへの被りがあると嫌なので、145 MHzのLPFとしてデュプレクサーと小さな終端を持って行ったのですが、試しにLPF無しで145 MHzを50 W送信しても435 MHzへの被りは全くありませんでした。

CQを出し始めるとたくさんの方が呼んでいただけまして、パワー調整をする暇もなく終始20 Wほどで運用し、RS-44で27局、JO-97で18局とQSOさせてもらいました。

JO-97での運用風景です。何故かリグコンがOFFになってて、恥ずかしいことに送信固定になってました。😥

そんなことに気づかないとは・・😥😥




KASHIWA 受信報告 その2

PM84il のヒト: KASHIWA 受信報告  の続き。 今日から秋祭りの準備🤣で出かけてて、ひとつ前のパスは逃しました。 JE3HCZさんがTLMをSatNOGSに送り込むことができたというXの投稿を見て、12時前のパスで受信してみました。 まず、AOSからいきなりS9の...