435 MHzの直線偏波と円偏波を切り替えるものを作り始めました。
Part_2_AMSATJournal_MayJun07_I8CVS_Polarization.pdf
上記の記事が元で、中古の同軸スイッチをeBayなどで探しました。そんなとき、KG0Dさんから以下の商品があることを教えてもらいました。
70cm UHF X-POL Switch (minikits.com.au)
omronのG6Kを使ってUHFの数十ワットを切り替えるという大胆な設計で、安価に仕上がっています。
物は試しと、前から気になっていた秋月で売っている高周波が通るリレーでやってみました。
12V TXリレー 接点容量:2A 2回路C接点 ATX203: パーツ一般 秋月電子通商-電子部品・ネット通販 (akizukidenshi.com)
両面のガラエポをカッターやルーターで加工。
スルーホールは錫メッキ線。
バイスにBNCコネクターを並べて、基板エッジにはんだ付けします。
はんだごて2本を駆使してきれいに流しました。
ATX203というリレー。
スペック上、500 MHzで0.3 dBぐらいのロスだそうです。
Qマッチ分配器の処理。
75 Ωのテフロン同軸は近所に売ってないので2.5C-2Vで我慢。
Qマッチの反対側。
仕上がりです。
片側を50 Ω終端してNano-VNAでスルーを測定してみたところ、約4 dBのロスがあることが分かりました。3.5 dBぐらいかと予想していましたが、約1 dBロスしています。
1 dBというと、50 W入れたとき片側の回路で5 Wの熱が出ることになります。
念のため今度は両方を50 Ωで終端してNano-VNAで見たところ、インピーダンスは50 Ωとは言えないぐらい恥ずかしいスミスチャートを描いてまして、この基板はゴミになりました。
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