2022/12/16

435 MHz 直下LNAを作っている件 その2

こちらの続き
PM84il のヒト: 435 MHz 直下LNAを作っている件 


バイアスTの部分を作りました。

カップリングコンデンサは20種類ぐらい試しました。チップコンデンサから始まり、セラミックコンデンサ、ディップドマイカなどなど。容量や並列などいろいろ試して、結局103と102のリードタイプのセラミックコンデンサが一番特性が良かったです。

Lも巻き数や間隔などを調整して、VNAを見ながら通過ロスとVSWRの良いところを選びました。

最終的に、通過ロス-0.39 dB、VSWRが1.27です。


気になっていたリレーの立ち上がり速度の調査。
RF回路にDCを通過させてオシロで計測。

黄色: コイルの電圧
水色: リレーの接点
10 msの遅延がありました。

立ち上がり部分の拡大。
500 usの間、チャタリングがあります。
10.5 msはRFを入れない方が良いようです。

ゴミ箱から拾ってきた同軸にSMAを取り付けます。
芯線のはんだ付け。

編線のはんだ付け。

リレー基板に同軸を接続しました。

バラックでIC-9700につないで動作確認。
メニューで外部プリアンプをONにするとリレーとLNAが動作しました。
送信してRFを入れていきます。0.5 W程度から徐々に上げていき、
50 Wの連続でも発熱等問題がないことを確認しました。一安心。

基板のリレー面は、組み込んだら裏面になるので記念撮影。
ATS製のCX-442というリレーです。コイルは8 V仕様。

シールドBoxに組み込みます。
コネクター部からの浸水や電蝕防止のために、導電グリスを塗りました。

組み込んだところ。

こんな感じになります。
箱は、タカチのHQ16-16-8N、中のアルミ板はHQP16-16、
取付金具はSSK-170、取付金具のネジはSSK-B5-8Tです。

バンドは52~76mm用。φ48.6 mmのパイプに固定できます。
バンドはタカチでSNB52-76を買うと安いんですが、
残念ながらマルツでは取り扱いがなく、ホームセンターで高いのを買いました。





夕方になったので、タワーには取り付けできず、しばらくデスクトップで使用しています。

GreenCubeがS8まで振るようになって、快調です。



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